造林・育林・伐採・搬出事業
沖中造林の木
土壌にも恵まれ適切に保育管理された木は緻密で均一な年輪を作っています。
作業内容
【植林】
3月になると皆伐跡地に再造林を行うため植栽を行います。1haあたり5,000~6,000本の密植を行います。1本1本すべて手作業で行い、周りには獣害対策の為、金網の防護柵を設置しております。
【下刈り】
6月~8月頃に木の周りに生えている下草刈りを行います。樹齢1年~4年生までは年2回(6月中旬と8月下旬)、5年生以降は木の成長度合いによりは年1回(8月中旬)手鎌によって下刈り作業を行うことで、苗の誤伐を防ぐとともに、苗に巻き付いているつる切りも行い、成長しやすい環境を整えます。
【枝打ち】
冬季(12月~2月)には枝打ち作業を行います。樹齢10年生頃に「ヒモ打ち」を行い、1.5Mほど枝を打ちます。その後は木の成長度合いに応じて枝打ちの高さを高くしていき、最高10Mの高さまで枝打ちを行います。何度も繰り返し丁寧に枝打ちを行うことで、無節の材を造りあげます。
【間伐】
木を成長させていく上で最も重要な作業であり、何度も何度も間伐を行うことで均一な年輪を造り、木目の綺麗な木が出来上がります。樹齢に応じて間伐する本数を決めます。15年生頃から保育間伐を始め、山に切り捨ててきます。その切捨てた木がやがて腐敗し、土の肥料になることで、土壌を良くしていきます。40年生頃までは約5年に1回間伐を行い、70年生頃からは5~10年に1回行い、40年生以降の木は搬出して利用を主目的として行います。
【伐採・搬出】
伐採は林業機械を用いて行い、中目材から大径木まで様々な木を伐採します。作業道を開設して行う場所もあれば、急峻な場所等は架線を用いた集材を行う場合もあります。どちらの場合も非常に危険な作業とはなりますが、作業員の安全を第一に行います。