スギ林を皆伐した天然更新地も2年目を迎えました。
思わく通り、ボウボウの藪が斜面を覆い、夏季の雨でも表土は流出しませんでした。
が、その代償がこのありさま。
いささかヤブ度合いが高すぎます。
このままでは天然更新に遅延を来たします。
ヤブの中で特にヤバいのはつる植物の「クズ」で、この野郎はありとあらゆるものに巻き付いて相手を枯らします。(地面を這って土を留めてくれるけど…)
次いでヤバいのがキイチゴ類で、「クマイチゴ」は覆いかぶさるように相手を圧倒し、「ニガイチゴ」は群れで場所を独占します。(夏の日差しから地面の乾燥を防いでくれるけど…)
そんなヤバい猛者どもがハビこる藪の中で、去年確認した若木がどうなっているかというと、
しっかり生きています。
選別で使った朱塗りのササ棒のお陰で若木の誤伐もだいぶ回避できました。
だた、ササ棒の目印も一年も経てば朽ちるので、若木にリボンを付けておきます。
来秋の草刈りのために。