山が崩れるのを静観しててもしょうがないので木を植えます

 スギとヒノキの植林地にも結構いろいろな木が生えてきます。

 通常は小さいうちに刈り取ってしまいますが、せっかく生えてきたのだし、この度は出入口に近いものを刈らずに残しておきました。

 掘り取って鹿の食害地に移植します。

 大体2メートル以上の高さがあれば、木を保護する筒網なしでも意外と鹿に食べられません。

足場が悪い急傾斜地に限ってですけどね。

 ああ…今にも崩れそう…。

 山肌削って林道を作るもんだから…。

 そして、この移植が大変でして、

 これはコナラで、

 これは…たぶんエゴノキですが、

 とにかく根っこが重いんです。

 野生の木なので根はコンパクトにまとまっておらず、湿った土がたくさん付いています。

 なので、移植場所まで運ぶのがとにかく大変。

 苦労はするものの、崩れそうなヤバい場所に手っ取り早く木を生やす方法として重宝してます。

 植えたらこんな感じ。

 斜面の上から鹿に攻められないように、下に傾けて植えるのがコツです。

 まあ、ひとたび土砂崩れが起きれば、植えた木ごと崩れて徒労に終わるだけですが。

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