ジキタリスが満開です。

現在、せっせと木を植えている場所に生えています。
ここが何かのテーマパークであれば素直に綺麗と受け止めますが、毒草だし、外来種だし、事情を知っていると微妙です。
近くで見ると、パクッと開いた人の口の様な花が、縦にブリブリ並んでいるので気持ち悪い。
たくさん咲いているのに何の香りもないし、派手なだけ。

ただ、この植物も面白いもので、ちょっと森の中に入ると全然見られなくなります。
森の縁で、日当たりが十分であっても、チョロッとしか生えません。
あと、他の草が茂っている様な場所には生えません。
どうやら、他の植物との競争に弱いようです。
草地では、他の草の根っこが競合するでしょうし、森の縁も、木の細根が地表を覆っているから侵入できないのでしょう。
実は、鹿が他の草木を食べてくれないと生きていけない弱い植物なんです。きっと。