鹿の食害地に木を植える場合、対策として、
①柵で囲って木を植える。
②木を植えて筒で保護する。
のが一般的です。
そして、それらとは別に、
③背の高い若木を植える。
という方法があります。
要は、鹿が後ろ足で立っても口が届かないようなデカい若木を、山に直に植える方法です。
実際は、既に山に生えている2mくらいの若木を掘り取って移植します。
こちらは非常に面倒かつ非効率ですが、
・急傾斜で筒が設置できない。
・地面がゆる過ぎて筒が立たない。
の様な場所に、たまに実施します。
ただし、山に生えている自然の木を「強引に」移植するので定着率は悪いです。
そのため、移植する木は、重機で山に作業道をつける際に潰されてしまう木などを使います。
どうせ死んでしまうのだから、ダメもとで移植してしまえという勝手な理屈です。
今回も作業道で潰されてしまう場所に、ちょうど良い背丈の木がありました。
ヤブツバキという木です。
そしてこんな感じに移植しました。
でも、木を掘り取る際にだいぶ主根を切断したため、多分失敗します。
面目ない。