天狗巣病の枝にサクラは咲かない

 山仕事とは関係がありませんが、弊社には幾つか管理している土地がありまして、その一つが飯高町の国道166号線沿いにあるJA前の空き地です。

 御覧の通り、そこそこ大きな桜が植えられています。

 サクラの種類はソメイヨシノです。

 ソメイヨシノが品種改良されたサクラであることは周知の通りで、開花の際、ヤマザクラの様に葉っぱを出さず、花だけで満開になります。

 でも所詮は品種改良された樹木のため、満開にはそれなりの代償があります。

 病気になるわ、虫に食われるわ、樹形が汚いわ、寿命も短いわ…と、まるで、花を咲かす為に命を削っているようです。

 しかも、どんなに頑張って花を咲かせてもソメイヨシノ同士では実を付けません。

 それでも付いている実は、ヤマザクラ等と交配してできた実だそうです。

 そして、その実が鳥に運ばれ、自生するサクラと交配して、と、これって問題にならないんですかね?

 最近になってクマノザクラという桜が新種として発表されましたが、そんな地元のサクラが交配で消滅したりしないんですかね?

 何かにつけて日本人はあちこちにサクラの木を植えますけど、大丈夫ですか?

 そんなこんなで、眉をひそめるソメイヨシノですが、一応、弊社の管理地ですし、生きていますので、病気の枝を落としまくって、でもって余計な枝も切ってあげました。

 あと数日で満開になります。

 国道をお通りの際、見てください。

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