スギ植林地の草刈りは単調でつまらないけど天然更新地の草刈りは色々な木を見つけられて楽しい

 林業は草刈りのシーズンです。

 暑くて辛くてワクワクしますね!

 大概、林業で草刈りといったら、スギやヒノキの苗木の間に生えている草木を刈り払う作業を指します。

 でもここの草刈りは一味違います。

 「この場所を草刈りします。「樹木」は残してください。」

 出来ますか?

 そもそも、どれが樹木で、どれが草か、分別できます?

 でも、更に要求します。

 「バラとキイチゴとウツギとタラノキとアカメガシワとカラスザンショウとヌルデとクサギとコウゾとね、あとキリとかイチョウとかの外来種は、樹木ですが、刈ってください。」

 ……あああ…。

 誰ができる人いませんか?

 いませんね。

 ところが、自分はできます。

 自慢かなんかですか?

 違います。

 困ってるんです。

 自分一人では作業ができないからです。(労務管理上)

 去年、スギ林の跡地を天然更新(要は木を植えない)で自然林に戻す話題を取り上げましたが、天然更新と言っても草刈りは必要です。

 その際に、広大な草むらの中から有用な樹種を見分けつつ、刈り払い機でそれ以外の草木を刈っていく、といった能力が求められるんです。

 能力といってもそんな大したことではないんですけどね。

 草木が好きな人なら、自然に出来るはずです。

 逆に草木に興味がない人は、習ったところで出来ません。

 それに、慣れてくると草むらの中から木の妖精さんが知らせてくれます。

 「僕はここだよ。」って…。

 ☻おや?

 ちなみに、先の写真ですが、こんな感じになります。

 こんなの分かるよって人!林業やってみない!?

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
PAGE TOP